【レポート】天体望遠鏡で月と星をみよう2024　〜望遠鏡観望編〜

９月１４日に、北神戸田園スポーツ公園で、天体望遠鏡で月と星をみようを開催しました🔭
ボリューム満載のイベントだったので、2回にわけてレポートしたいと思います。

本イベントは「天体望遠鏡で月と星をみよう」という名前で開催していますが、天体観測ができるイベントを検索をするときは「天体観望会」「観望会」というワードで探すのが良いと思います。

観察よりも「気軽に」「楽しく」という気持ちを込めて、「観望会」をイベント名にすることが多いです。

宇宙や星空、望遠鏡という言葉をきくと「詳しくないので」「勉強しないとと思うのですが・・・」と言われることがあります。

マジで気にしないでほしいの・・・

星空を美しいと思うこと、望遠鏡から見える天体にワクワクすること。。。

知識よりも「どんな気持ちになるのか」「どんな感情が湧いてくるのか」それを、とても大切にしてもらいたいと願っています。

そのため、本イベントでは、とにかく楽しい印象を持って帰ってもらいたいと思って企画運営しています。その印象を持って、楽しく天文分野を学んでほしいのです。

天体分野が理科に初めて登場するのは小学４年生。 それより小さい子たちには、とにかく「楽しかった！」というイメージが地学分野への興味の入り口になってくれるとうれしいなと思っています。

「天体望遠鏡で月と星をみよう」では、さまざまなコンテンツを展開しています。でもベースとなる望遠鏡コーナーは不動です。

望遠鏡を設置し、天体を見てもらう。 タイトルにもなっているコンテンツです。

ほとんどが、ボランティアスタッフの私物です。望遠鏡は精密機械だし、お値段も高い・・・

そんな宝物のような機材で、たくさんの人に星を見せてくれています。スタッフ全員が「星や宇宙を見上げることを好きになってほしい」という思いがとても強く優しい。

そんなスタッフに支えられて、このイベントは開催できています。

望遠鏡を持ってきてくれるスタッフだけじゃなく、その周りの安全をチェックしながらお客さんとコミュニケーションをとってくれるスタッフもいます。

ほしぞらキャストと呼んでいます。（某ディ○ニーキャストっぽく）

それらのスタッフも星が好きで、見上げてもらいたい、、、そんな思いで来場者と接してくれました。

開催後にアンケートをとるのですが、いつだって望遠鏡観望・スタッフ対応は全員が「とても満足」と答えてくれます。

当日はあいにくのお天気でした。 月も見え隠れするような曇り空。

とはいえ、月が見えなくても広い空のどこかから星は見えていて、

・夏の大三角（ベガ・アルタイル・デネブ）
・さそり座のアンタレス
・北極星（ポラリス）
・うしかい座のアークトゥルス

これらの星を見ることができました。

そして、終了３０分ほど前から急に晴れて、念願の土星が顔を出してくれました！！

最後まで残っていた方は、土星を見ることができました。よかった。

土星が出てきた時の、スタッフのテンションの上がりっぷりよ・・・🤣
 

「よっしゃきた！」

「土星に向けるぞー！！」

と、一斉に望遠鏡スタッフが湧き上がりました。

望遠鏡で見る土星は、図鑑で見るのとちょっと違う・・・本当に感動する。だから、1人でも多くの人み見てもらいたい天体の１つです。
 

どうやら、望遠鏡によっては海王星を見れた人もいたみたい。 うらやましい・・・

天体観望会は、お天気との戦いです。

２時間ぐらいの時間の中でも雲はとても流れていくため、雲の隙間から星が見えたりします。

それをゆったりとしたペースで待てればよいのですが、小さいお子さんを連れているとなかなか難しいなあっと思うこともあります。

でも、雲の切れ間を待つ間に楽しめるコンテンツがあれば・・・と思い、色々と考えています。

次回の記事では、そこをまとめたいと思います。

曇っていましたが、１００名近い来場者がこられました。ありがたいことです。
そして２５名近い専門スタッフと、公園職員のみなさまのお力添えによって、大規模観望会が開催できています。

来場者のみなさま、星空案内人スタッフのみなさま、カメラマンを引き受けてくれた娘の同級生パパさん、公園職員のみなさまには厚く御礼申し上げます。
また、機材協賛として望遠鏡・双眼鏡をご提供いただいております、株式会社ビクセン様もありがとうございました。

そしてこのイベントも来年で１０年目！
このノウハウを活用し、たくさんの人に星を見上げてもらえるように引き続き頑張っていきたいと思います。