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紫金山・アトラス彗星 C/2023 A3に血湧き肉躍る天文ファンたちの話

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紫金山・アトラス彗星 C/2023 A3に血湧き肉躍る天文ファンたちの話

紫金山・アトラス彗星 C/2023 A3に血湧き肉躍る天文ファンたちの話

2024/10/16

10月12日頃から紫金山・アトラス彗星が夕方の西の空に見えるようになりました

 

この写真は家の窓から撮影しました。(画面下側、雲の上ぐらいにうっすら)

 

彗星は発見した人が、先着3組まで名前付けることが出来ます。ハレー彗星は「ハレーさん」が見つけたのですが、最近の彗星はプロジェクトや天文台が見つけることが多いです。

今回は紫金山天文台が見つけて、アトラスの望遠鏡でも確認できたので「紫金山・アトラス彗星」になりました。ちなみにアトラスは「小惑星地球衝突最終警報システム」を運用するプロジェクトです。

地球を守ってくれているプロジェクト。かっこいい。

さてさて、混同されがちなのが「流星(りゅうせい)」と「彗星(ほうきぼし)」かもしれません。三代目JSBが「RYUSEI」とタイトルをつけながら、「ほうき星が~🎶」と歌うたびにモヤモヤします😇

 

流れ星は小さなチリが大気圏突入したときに、パーンする発光現象です💫 

パーンなので一瞬。願い事3回なんて無理なレベルで一瞬です。

 

対して彗星は、太陽系のはしっこ…海王星よりももっともっともっと遠くからか来る、汚れた雪だるまと言われています⛄️
彗星の公転周期は海王星よりも大きく、楕円形だったりします。

 

太陽の熱をうけて、氷が蒸発してイオンやダストをシューーーっと吹き出しながら太陽のまわりをまわる天体です。(宇宙なので音はしないけどイメージでw)

 

で、太陽に近づきすぎて 崩壊しがち⛄️

☀️vs☃️
太陽強いよね・・・

⛄️とはいえ、分類として近いのは小惑星だそうです。小惑星も中に氷があって、何かの拍子でイオンやダストをシューっと出すと彗星になるそう。

彗星が移動するスピードは、地球の自転とほぼ同じなので見上げても止まって見えます。

(2台の車が同じスピードで併走してる感じ)

彗星がどのくらい明るく見えるか、崩壊せずに頑張るか…予測がしづらいそうです。まだまだ謎だらけだし。

 

いつどうなるか分からないので、水物って言われる。だから、マニアたちは血湧き肉躍るのです🤩

 

今回は「崩壊したかもー」からの、大逆転!

双眼鏡なら余裕で見える彗星となりました。

 

天文ファンも「双眼鏡で見るの初めて」「はじめて肉眼でみえた!!」「30年ぶりに!!」という人も多いです。長生きはせなあかん(笑)

 

彗星はまだまだ謎の多い天体です。

そして恒星、惑星とは違った魅力と驚きのある天体でもあります。

 

知れば知るほど沼なのです。

彗星は太陽から遠ざかり中です。そのためだんだん輝きが弱くなり見づらくなります。

1等星とは違ってボヤ〜っと見えると思います。キラキラしてないので、気づきにくいです。だから見つけた時は、テンション爆上がりです。

双眼鏡を使ったり、目で見えないけどスマホやカメラなら写るチャンスもまだあります。
金星を目印に、探してみてください。

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🌙 White Piece since2024 

ブログ記事の執筆担当:伊藤うらら(WhitePiece代表/星のソムリエ)

⭐︎星空イベント コンサルタント

北神戸を中心に、天体観望会、ロケット教室などを企画・運営・講師をしています。
これまでに、のべ2000人超の方々に星や宇宙を楽しんでもらっています。

⭐️市民活動団体Zinnia(ジニア)として
「星と宇宙の体験プログラム」を北神戸田園スポーツ公園で運営中

⭐️2023年までの情報は宙ガールドットコム まで

 


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