星空イベントで一番大切なのは、曇った時にどうするか？

#StarGuideLaboという星空ガイドのスキルアップコミュニティを運営しています。そして毎月１回Zoomによる勉強会を開催。

先日の回では、星空ガイドとして活躍する「星のおねえさん」こと、八巻枝美さんをお呼びして、お仕事としての星空ガイドの体験談をしていただきました。

その中で、印象に残ったのが、この言葉です。

「いろんなホテルなどが、星空案内を夜のイベントにしようとするけど、続かない。続かない原因は曇りの日を乗り越えられないこと」

空がいつ晴れているか、誰にもコントロールはできない。

雲は常に流れているから、星を見せてくれたり隠したりというのも刻一刻と変わる。

満天の星に出会えないことも、よくある。

だからこそ「曇ったときに、どうするか」をとことん考えているとおねえさんは言っていました。

それは私も激しく同意。

だからこそ、天体観望会を企画・運営するときは、曇っていても「残念だったけど、楽しかったね。次来たときに晴れたらいいね」という気持ちになってもらいたいと思い、コンテンツを作っています。

今年の９月の曇りでも大丈夫コンテンツ記事は　→　こちら

本当は星を見てもらう体験をしてほしい。

１０年近く、星を見せてきていて望遠鏡で見る木星、土星、月の感動は、本当に大きいものです。いろんなコンテンツ作っても晴れ最強ってやっぱり思う。

せっかく来てくれて「曇ってたので、なにもなかった」となって、残念な気持ちだけを残ることほど悲しいことはない。それをしょうがないで終わらせないことが、プロとしての仕事だとも思う。

やり方はいくらでもあります。プロジェクターを使った星空解説、工作ワークショップ、朗読、、、その場にあった曇りでも楽しめる企画はいくらでもある。そして、それはその場所によって、やり方もカスタマイズしていくのが良いと感じています。

そういうコンテンツの種類もしっかりと増やし、プロデュースしていきます。また、コンテンツをこのブログで１つずつ紹介していきたいと思います。