月の観察が育てる、AI時代に必要な“課題発見力”
2025/08/05
「観察しよう」という小学生で定番の宿題があります。
大人になっても「観察することに何の意味があるのか?」と分かりませんでした。でも生成AIを学ぶようになって、ようやく理解できるようになりました。
生成AIと共に生きるようになる未来。
その未来で生成AIを使いこなし、社会に貢献するために必要なチカラが「観察」です。
たとえば月を定点観察したときの、思考のプロセスはこんな感じになります。
1.観察する
→ 目の前の現象をじっくり見る・感じる
2.気づく
→ 「あれ?昨日とちがう」「なんでこうなるの?」
3.問いを立てる
→ 「どうして?」「なんで?」と考え始める
4.調べる・考える
→ 自分で調べたり、誰かに聞いたり、実験したり
5.学びになる
→ 自分の中に「わかった!」が生まれる
観察し、記録をつけることで「気づき」「問い」が生まれます。 観察することで課題を発見して(なんでだろう?)、調べることで課題を解決します。
先日の記事でも書きましたが、生成AIは膨大な正解データを持っています。そのため「なぜ」に対する答え【課題解決】は、とても得意です。
ですが、気づきを得ること・問いを立てることについては生成AIではできません。生成AIが得意なのは4の部分です。
そして良質な【課題解決】を得るためには、多種多様な【課題発見】が必要になります。そのために大切になるのは1~3のチカラです。
いま小学校では「自主学習ノート」の宿題が出ていると思います。自分で自由に課題を設定して学習する。これはまさに、課題発見の練習で、未来の社会で輝けるチカラになると感じています。
先日、北神戸田園スポーツ公園で「コルキットスピカ望遠鏡をつくろう」という工作教室を開催しました。毎年夏休みに行っている工作教室です。
毎回たくさんの親子連れにご参加いただき、望遠鏡を作り・使い方を指導しています。
その座学で話すのは、世界ではじめて宇宙に望遠鏡をむけた(といわれる)ガリレオ・ガリレイのお話。
ガリレオは望遠鏡での観察で、地動説の証拠を集めました。望遠鏡での観察をはじめてしたガリレオが見つけたものは、月のクレーター・金星の満ち欠け・木星の衛星(ガリレオ衛星)・天の川が星の集まりであること。。。などです。
今では当たり前のことも、当時からしたら大発見だったと思います。
ガリレオが観察することで変化に気づき、なぜ?と問うことで天文学は発展していきました。
この工作教室で製作する望遠鏡は、ガリレオが使ったものと同じくらいの性能を持つ望遠鏡です。レンズ性能などが向上しているのて、おそらく、今の方が性能は良いはずです。それはガリレオの追体験ができるということ。
ガリレオが発見した天体は、いまも変わらず空で輝いています。追体験をすることで観察するという行為に慣れることができます。
お月様は1日の変化が大きい天体でもあるため、子供が観察した時に変化に気づきやすいというのも「観察ビギナー」向きだと思います。
わたしはIT系企業の会社員でもあるため、生成AIの活用を推進している状況をよく見ています。
生成AIを使いこなせている人は「良質な問い」「何かを改善したいという具体的な目的」が明確であるなと感じています。
月観察を通して得られるチカラは、きっといまの社会人にも大切なチカラです。
- 注意深く見る力(観察力)
- 違いに気づく力(比較・変化の認識)
- 問いを言葉にする力(言語化・思考力)
- 自分で調べる力(探究心・主体性)
お子さんと楽しみながら、大人もスキルアップができるかもしれません。
コルキットスピカ工作教室には、そんな力が秘められています。
作ること。使えるようになること。その先の企画に発展させていきたいなと考えています。
--------------------------------------------------
📝 執筆担当:伊藤うらら
(WhitePiece代表/星のソムリエ/星空イベントコンサルタント)
北神戸を中心に、天体観望会、ロケット教室などを企画・運営・講師をしています。
これまでに、のべ2000人超の方々が星や宇宙を楽しんでいます。
経歴・実績は こちらをクリック
--------------------------------------------------
星空ガイドのスキルアップコミュニティです。(資格や活動有無などの制限はありません)
毎月1回のzoomによるう勉強・情報交換会、LINEオープンチャットによる交流を行っています。
入会はnoteメンバーシップから こちらをクリック
--------------------------------------------------
星空を望遠鏡で眺める天体観望会
星空が好きな子どもをサポート


