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星が見えない夜の、星空観察会

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星が見えない夜の、星空観察会

星が見えない夜の、星空観察会

2025/08/13

「星が見えなくても、こんなに楽しめるなんて!」


参加された保護者のお言葉。ありがとうございます。

 

こうべ山の小学校さんの星空観察会で講師をさせていただきました。ミニ望遠鏡を工作し、本来であれば作った望遠鏡で星を見てもらう予定でした。

 

今回はあいにくの曇天。リアルな星は見れないけれど、自分たちで作った望遠鏡と想像力で星と出会ってもらいました。

子供達のペースに合わせた望遠鏡工作

今回使用したのはミニ望遠鏡キット。トイレットペーパーの芯のような鏡筒に、レンズをはめるだけの簡単な構造。これに自由にデコレーションをしてもらいます。

 

自分で運営するイベントでも「デコレーション用品の持参」をお願いしています。自分のお気に入りのシールを貼る、お気に入りの布を貼る・・・ミニ望遠鏡を宝物にして欲しいから、子供たち自身の好きなものでデコって欲しいと考えています。

 

工作の注意点は1つだけ。はめる部分にまでデコレーションしてしまうと、レンズがハマらなくなるので気をつけてね。と。

 

早く終わった子は、ロッジの中と外を走り回り、望遠鏡でいろんなものを覗いていました。

楽しそう。

レンズはしっかりしており、3倍の倍率。

しっかりと遠くを見ることができます。

ロッジの中に月クレーターの模型を照らして遠くから見てもらったり、曇っているけど外に出て遠くを覗いてみたり。

とにかく好きなように覗いてもらいました。

 

この部分を子供達が自由に動けることが楽しい気持ちを醸成するポイントだと考えています。

工作工程が少し複雑なコルキットスピカ望遠鏡(倍率35倍の工作キット)のように、正しく作り上げる必要がある場合は、全員で足並みを揃えて工作をしますが、このミニ望遠鏡は本当に自由。

 

そのため、早く出来上がる子もいれば、丁寧に時間をかける子もいます。子供達のペースに合わせてあげられるのがミニ望遠鏡の良い点です。

宇宙の話をしよう

今回のイベントは、天体望遠鏡での観望は予定していませんでした。晴れていれば、肉眼で夏の大三角、うしかい座の1等星アークトゥルス、山の向こうから出てくる満月を観察してもらう予定でした。そして肉眼で見える星たちを手作り望遠鏡で覗いてもらい、星たちに色があることを感じてもらいたかったです。

 

しかし、残念ながら曇天ときどき小雨。

 

リアルな星が見えない分、想像力を掻き立てられる宇宙のお話に力を入れさせてもらいました。

お話は2つ。

 

プラネタリウムソフトを使った「オリオン座の形が変わる?太陽系を抜け出す宇宙旅行」

パワポを使っての「ガリレオが見つけた土星の耳の話」

 

プラネタリウムソフトは見るだけで美しい。細かい説明は抜きにして、宇宙旅行に出かけてもらいました。火星に行っても、海王星に行ってもオリオン座の姿は変わらない。

でも、太陽系を抜けた瞬間に変化する。

 

オリオン座の星たちと地球との距離の影響です。宇宙を立体的にイメージしてもらうためのお話。

もう1つは、世界で初めて望遠鏡を空に向け、様々な発見をしたガリレオ。土星もしっかりと観察したのですが、望遠鏡のスペックが低くて環として認識できなかった。

 

その苦悩を少しストーリー仕立てで解説します。

星や宇宙の知識ではなく、ガリレオやホイヘンスといった天文学者が、「なんでやねん」「どないやねん」って言いながら観察を続け、次世代につなげているストーリを伝えました。

ガリレオの望遠鏡をイメージしてもらうために、同スペックであるコルキットスピカ工作望遠鏡キットの実物を見せながら解説。

 

コルキットスピカは30センチほどの長さの望遠鏡ですが、ホイヘンスやカッシーニの作った望遠鏡は数メートル〜数十メートル。史料として残っているイラストを見せて、破天荒さをオチにしました。

 

笑いが取れてよかった笑

 

今年は土星の輪の消失の年なので、それにちなんだお話でした。

元気いっぱいの子達が、静かにお話を聞いてくれて嬉しかったです。ありがとう。

まとめ

曇りにも関わらずご参加いただき本当にありがとうございました。

 

親子でわいわいと楽しんで頂いたようで何よりです。あまりに自由なので、もしかしたら運営の皆さんは「え?これでいいの?」って思ってらしたかもしれません。

 

制限が必要な場合は、もちろん制限をかけます。でも、今回の子どもたちの様子を見ると、自由にできる時間が多い方が満足度が高いと判断しました。

 

いつもイベントをする際に大切にしているのが「楽しかった」という気分を持って帰ってもらうこと。

「理科」という科目が始まるのは小学校3年生。星や宇宙を習うのは4年生から。

 

中高生の理科への関心が低下傾向にある今、理科が始まる前に「理科を学ぶことは楽しい」という感情を持ってもらうことは重要だと考えています。

 

楽しいことは知りたくなる。

知識や情報は後からついてきます。

 

だから「なんかわからんけど、星とか宇宙って楽しい」という感情の種まきが私の役目。

 

今回も出来ていたら嬉しいです。

  

 

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📝 執筆担当:伊藤うらら
(WhitePiece代表/星のソムリエ/星空イベントコンサルタント)

北神戸を中心に、天体観望会、ロケット教室などを企画・運営・講師をしています。
これまでに、のべ2000人超の方々が星や宇宙を楽しんでいます。
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